もしも学校に行けたら アフガニスタンの少女・マリアムの物語

もしも学校に行けたら アフガニスタンの少女・マリアムの物語

  • 児童書
著: 後藤 健二
出版社: 汐文社

在庫あり

税込価格: ¥1,540

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作品情報

発行日: 2009年12月
ISBN: 9784811386119

出版社のおすすめ年齢:中学年〜
A5判 133頁

出版社からの紹介

タリバン政権下ではかなわなかった、学校に行く夢がかなう!アフガニスタンで著者が出会った、ある少女のノンフィクション。

ベストレビュー

学校に行ける幸せ

シリアで犠牲になった後藤健二さんの本です。

アフガニスタン紛争が終結した直後に同国に入国し、取材を始めた著者。
冒頭では死と隣り合わせの取材であったことが書かれ、彼の覚悟の一端が見えました。

アメリカ軍の誤爆によって破壊された家に住んでいた一家。
父親は既に亡く、家族の生活を支えていた21歳の長男は母の目の前で誤爆によって亡くなりました。
長い間、政権を握っていたタリバンは女性は家を守るものと考え、勉強することも働くこともできず、母はただ途方に暮れるだけです。

突如、全てがその肩にのしかかった二男はまだ14・5歳。
それでも彼はアメリカ軍を憎むことをせず、彼らの中にも犠牲者がいるだろうと理解しているんです。
妹マリアムはショックのため笑顔をなくし、3歳の妹を手放すことができません。

政権が崩壊したことによって国連やユニセフの助けもあり、少女たちは学校に通えることとなったものの、母は長いこと抑圧されていたため、自らも学校に通ったこともなく、どうすればいいのか分かりません。
学校に行きたくても、行けない。
勉強したいけど、できない。
こんな現実、知りませんでした。

アフガニスタンでのことは知識として知っていたけど、一人の少女に焦点を当てたことによって、こんなにも違った印象を受けるとは思いもよりませんでした。
例の事件で著者のことを知りましたが、弱者に寄り添って書かれた本で、沢山の人に手を取ってほしいと思いました。
そして改めて惜しい人を亡くしたと感じました。
(ヤキングさん 30代・ママ 男の子11歳、女の子5歳)

後藤 健二さんのその他の作品

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