爆弾のすきな将軍

爆弾のすきな将軍

作: ウンベルト・エーコ
絵: エウジェニオ・カルミ
訳: 海都 洋子
出版社: 六耀社

税込価格: ¥1,650

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作品情報

発行日: 2016年01月
ISBN: 9784897378244

内容紹介

将軍は戦争が大すき。だから、爆弾をたくさんつくった。でも、爆弾の中にとじこめられた「アトモ」たちは、戦争なんか大きらい。ウンベルト・エーコが、平和の意味と、戦争の本質を童話で語る。

ベストレビュー

シニカルな戦争批判

シニカルな戦争批判の絵本です。
思想家ウンベルト・エーコが辛辣に核爆弾の驚異と、核保有の狂気を揶揄しています。
でも、まさか現実味を持つとは思いませんでした。

ロシアが核兵器の使用を口にしたことで、緊張感が高まった今、この絵本の存在感が改めて大きいものになったと思います。


原子爆弾を集めると戦争がしたくなるのでしょうか。
自分たちの体を形成する原子が、核爆弾の中の起爆剤となると、世界を破滅させるのでしょうか。
痛烈な戦争批判と受け取りました。
話の中では、核爆弾から原子が逃げ出したから、戦争は起きませんでした。
戦争を起こせず、支配者になれなかった将軍は、ただの人になりました。
ある意味狂気に満ちたお話です。
絵もとってもアナーキーな感じがしました。

でも、戦争は起こってしまいました。
ひょっとしたら、一発の核爆弾が世界の破滅の始まりかもしれません。
将軍が核爆弾の発射ボタンを押さないことを祈るしかありません。

この警告のような絵本を、若者は受け止めきれるでしょうか。
(ヒラP21さん 60代・パパ )

ウンベルト・エーコさんのその他の作品

歴史が後ずさりするとき 熱い戦争とメディア / 文学について / ニュウの星のノームたち / 火星にいった3人の宇宙飛行士

海都 洋子さんのその他の作品

夢の川 / 岩波少年文庫 若草物語(下) / 岩波少年文庫 若草物語(上)


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