
あの古典的名作が、舞台を現代に移して生まれ変わった!? この「リライトノベル」は、誰でも知っているあの名作から、キャラクターや筋書きなどの基本設定を拝借しつつ、舞台を現代に置き換えて物語を塗り替えるという、何とも大胆不敵な試みです。 今回、取り上げるのは、夏目漱石の小説「坊っちゃん」。 猫カフェを営む家の長男・清田清太は私立松山学園の中学3年生。目下のみんなの関心事は2か月後に迫った体育祭の応援合戦です。3年B組は、ダンスシーンや格闘ゲームの要素を取り入れたステージをつくることになったのですが、松山学園の生徒教職員だけがログインできるSNS「松コミュ」を通じて、赤シャツ教頭の経理上の不正を知ることとなります……。 清太の担任は坊っちゃんこと多田金五郎先生、クラスメイトの尾崎と島崎、副担任の嵐先生、赤シャツの教頭先生、英語のうらなり先生、保健室のまどか先生、おなじみのキャラも新キャラも入り乱れての、学園ドラマです。 同時に芥川龍之介の「邪宗門」も、リライトノベル化します。

これはこれで
夏目漱石の「坊ちゃん」とはもう別物だと思うけど、これはこれでおもしろかったです。
現代が舞台で学園もの。
新任教師「坊ちゃん」、ネット・ゲームオタクの生徒清田、イケメン教師嵐の3人が横暴な教頭相手に戦います。
生徒に正岡大規や樋口かずはなるキャラが出たり。
原作の「坊ちゃん」は中学生くらいで読む読みやすい本ですので、もし未読でしたらどうぞ。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子5歳、女の子3歳)
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