こりゃ まてまて
  • ちょっとためしよみ

こりゃ まてまて

  • 絵本
作: 中脇 初枝
絵: 酒井 駒子
出版社: 福音館書店

在庫あり

税込価格: ¥990

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作品情報

発行日: 2008年05月
ISBN: 9784834023435

出版社のおすすめ年齢:0歳〜
こどものとも012 2002年7月号

みどころ

歩き始めたばかりの赤ちゃんって、動くものを追いかけるのが大好き。
この絵本でも、1歳くらいのよちよち歩きの赤ちゃんが、お散歩中に出会ったちょうちょ、トカゲ、ハト、ネコを次々に追いかけます。

「こりゃ まてまて」とおいかけては、すいっと逃げられる。その繰り返しだけのシンプルな絵本ですが、赤ちゃんの体型や表情が、あまりにも「我が家の1歳児」とそっくりで、思わず感激してしまう親御さんも多いのでは……?
『よるくま』や『金曜日の砂糖ちゃん』などの絵本でも知られる酒井駒子氏が描く絵は、息を飲むほど美しいだけでなく、指の動きや座り方、半開きの口元、手や足の出し方など、よちよち歩きの赤ちゃんの姿が見事に描かれていて、今にも動き出しそうなほどです。
もしかすると、一緒に読んでいるお子さんも、これってわたし(ぼく)……?と思っているかもしれません。

各ページに、春を感じる草花が描かれているのも魅力的。どんな草花があるか、親子で一緒に探してみてくださいね

(洪愛舜  編集者・ライター)

こりゃ まてまて

出版社からの紹介

幼い子が散歩に出かけ、チョウやトカゲ、ハトやネコに出会います。でも「こりゃ まてまて」と追いかけると逃げられてしまいます。身近な自然との小さな出会いを描いた絵本。

ベストレビュー

歩けるようになったばかりの女の子が、絵本の中を歩きだす

酒井駒子さんが描く、歩き始めたばかりの女の子が
たまらなく愛らしいです。
ふっくらしたほっぺた
細くて柔らかい髪、
バランスが悪くて、ポテポテッとした歩き方
ふと目に入った対象に、後先考えず、とりあえず向かっていく大胆さ・・・
危なっかしい足取りを、ずっと見守っていたいような気持ちになります。
沢山のお母さんが「あぁ、ウチの子みたい」と思うのではないでしょうか。

女の子が出会う、まだ名前を知らない(言えない)生き物たち。
「ひらひら」「しゅるしゅる」「ばさばさ」
ちいさな人は毎日が新しい発見と冒険でいっぱいですね。
「こりゃ まてまて」というフレーズがとてもいい。
特に最後の「こりゃまてまて」の正体とラストがとびきり素敵です。

自分用に購入してしまいました。
お母さんにおすすめの絵本ですが、
1〜2歳位のときの息子にも読み聞かせてみたかったなぁと思います。
(ランタナさん 40代・ママ 男の子8歳、男の子5歳)

中脇 初枝さんのその他の作品

日曜日生まれの女の子 / プッチェットのぼうし イタリアのむかしばなし / 世界の女の子の昔話 / おだんごころころ 日本のおはなし / マーヤのさるたいじ 日本のおはなし / 花をさかせたがらない小さなキャベツ フランスのおはなし

酒井 駒子さんのその他の作品

ミオよ,わたしのミオ / クロニクル千古の闇(9) 兄弟のきずな / わたし、わかんない / 新装版 ゆきがやんだら / 子どもに贈るバースデイブック / クロニクル 千古の闇(7) 魔導師の娘


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