おじいちゃんのたびじたく

おじいちゃんのたびじたく

  • 絵本
作: ソ・ヨン
訳: 斎藤 真理子
出版社: 小峰書店

税込価格: ¥1,540

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作品情報

発行日: 2021年03月01日
ISBN: 9784338126595

36ページ

この作品が含まれるテーマ

みどころ

ある日、おじいちゃんのうちに、おきゃくさまがやってきました。
ほわほわ白くて小さくて、とても可愛いおきゃくさまです。
なんだか、ぼんやり透けてるみたい?

「とうとう来たね、まってたんだよ!」
おじいちゃんは、大喜びで迎えます。

このおきゃくさまが たずねてきたら、たびのしたくを しないとね。

おきゃくさまは、お金も服も必要ないと言いますが、おじいちゃんは、あれもこれもと旅の支度をします。
「むこうについたら おくさんが むかえに来てくれますよ」
そんな言葉にいそいそおめかししたりして。

そして次の朝、支度の整ったおじいちゃんとおきゃくさまは出発します。
雲ひとつない、旅に出るのにぴったりのいいお天気……。

これは、死を描いた物語。
けれども、なんて軽やかなのでしょう。
おじいちゃんの表情、言葉は、私たちを心穏やかに、安心させてくれます。
さみしくも悲しくもありません。
だって、向こうで大好きな人たちに会えるんですから。

誰にも訪れるその日を、幸せな「旅」として描いた、韓国発の絵本。
主人公のおじいちゃんも、旅のおともの「おきゃくさま」も、何ともチャーミング。
ところどころに韓国のお国柄が伺えるのも味わい深いです。

満開の桜に見送られるおじいちゃん。
こんな風に旅立ちの日を迎えられたらいいなあと、思わずにはいられません。
ラストでは涙がこぼれてしまうのですが、胸にはきっとあたたかなものが残ります。
子どもたちに肯定的に死を伝えられる絵本であり、大人の心も慰め支えてくれるような、
いろいろな年齢の人に手に取ってほしい一冊です。

(掛川晶子  絵本ナビ編集部)

おじいちゃんのたびじたく

出版社からの紹介

【第2回TSUTAYAえほん大賞 8位入賞!】

静かに暮らすおじいちゃんのもとに、ある日、おきゃくさまがやってきました。おじいちゃんは大喜びで、旅に出る支度を始めます。

誰にでも訪れる「旅立ち」を、あたたかくやさしいまなざしで描いた韓国の絵本。

ベストレビュー

素敵なおじいちゃん

表紙におじいちゃんと一緒にいるのは
子ども?いや・・・おばけ?かな?

「旅支度」って、「死」?ってこと?

・・・なるほど・・・
残された家族にとって

「死」=別れ=悲しみ=辛い=淋しい

と、ネガティブに捉えがちですが
こういうふうに考えると
残された家族、友人にとっては
違う側面に気づかされるように思います

おじいちゃんったら
コミカルに、最後には
ホッとさせてくれるように
展開しています
桜の絵がとてもいいです

生ききったおじいちゃん
みんなが待っているところへ
向うのですもの

いつか
自分が行くまで、まっててね
って、思っちゃいます

時計が夜の12時なので
♪おおきなのっぽの古時計〜♪
を思い出してしまいました

素敵なおじいちゃんですよ
(しいら☆さん 50代・その他の方 )

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