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日本赤十字社と皇室 博愛か報国か |
作品情報
発行日: 2021年01月20日
192ページ |
戦争の悲惨さが増した近代、西欧社会でうまれた赤十字運動は日本にどう根付いたのか。皇室の全面的な保護のもと、標章はキリスト教を由来としない非宗教的なものであると強調し、その戦時救護活動が普及。日露戦争から第二次世界大戦にいたる過程で、国際主義と国家主義のはざまに立ち、国民統合装置としてゆるやかに近代日本を支えた側面を描く。 |
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