ぼくのふしぎな力

ぼくのふしぎな力

  • 絵本
作: ジム・ラマルシェ
訳: 藤本 朝巳
出版社: BL出版

税込価格: ¥1,650

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作品情報

発行日: 2021年05月08日
ISBN: 9784776409847

出版社のおすすめ年齢:中学年〜
284mm×234mm 26ページ

みどころ

漁に出る船を見送る、ひとりの少年。
彼の名前はダニエル。

「ねずみくーん、大きくなったら、きみもつれていくよー」

船に乗ったパパが、そういって沖に向かいます。
ねずみくん、なんて呼ばれるのは嫌い。ぼくは、もう大きいのに!

そんなある日、ダニエルに不思議な力が宿ります。
はじめはほんのちょっとした違和感。
ちっちゃなクラッカーのカケラが、今、いっしゅん浮いた?

ひそかに練習を重ねて、次第に重く、大きなものを浮かすことができるようになるダニエル。
ところが、浮くとはいっても、その高さは、ほんのちょっぴり……だから力が役に立つのは、テーブルを拭くのに、ものをどかさなくて済むことくらい。
そのうえ、あくまでも浮かせることができるだけで、動かすことはできないのです。
いったいこの力はなんなのだろうと疑問に思っていたある日──海辺で事件は起こります。

不思議な力を様々な方法で試し、夢中で訓練するダニエルの様子を見ていると、こっちまでワクワク!
日常の中にとつぜん降ってわいたファンタジーに胸躍らせる心持ちが、ひしひしと伝わってきます。

力の使い道が、ちょっとしたイタズラとお手伝いのため、というのが、なんとも子どもらしくてかわいらしいところ。
でも、人にはない力を得た少年は、それをただ、かわいいことにばかり使うわけではありません。

認められたいという、大きな願い。
少年に与えられた、ちいさな力。

写実的ながらも、幻想的で温かなイラストで描き出す、日常に息づく「あるかもしれない」ファンタジーと、少年の成長物語!

(堀井拓馬  小説家)

出版社からの紹介

ぼくはダニエル。みんなはぼくを「ねずみくん」ってよんで子ども扱いする。
ぼくははやく大きくなって、パパやおにいちゃんと漁にいきたいんだ。
くやしい思いをかかえているぼくに、ある日、ふしぎな出来事がおきて……。
こどもだけど、こどもじゃない、
もやもやした気もちをかかえた少年の心と成長を、ファンタジックに描いた絵本。

ベストレビュー

ねずみくんと呼ばれて

子ども扱いされるダニエルの反発心が、不思議な力を呼び起こしたのでしょうか。でも、どうして「ねずみくん」などと呼ばれたのでしょうか。
以前はそう呼ばれて嬉しかった時もあったということなのですが、愛称と言うにはマイナスイメージが強く感じられます。
最後のシーンで、父親が「ねずみくん」ではなくて、名前を呼んだことが印象的です。
初めて成長を認められたということなのでしょうか。
その後がとても気になるお話です。
(ヒラP21さん 60代・その他の方 )

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