「おにぎりちゃん ころん」「おにぎりちゃんころころ ころころ」
おにぎりちゃんが坂道を転がっていきます。森のように見えるのは、ブロッコリーとミニトマトがいっぱい並んだ場所。「おにぎりちゃん どーこだ」ページの中に隠れるおにぎりちゃんを探し、指差しタッチして進みます。
その後も、タコさんウインナーと卵焼きの間に紛れたり、たくさんのいちごの中にいたり。カラフルな画面に白黒でくっきりと描かれたおにぎりちゃんはとても目立ちます。まだ視力が未発達な赤ちゃんもすぐ見つけてくれますよ。

このかわいい絵本を届けてくれるのは、子どものためのイラストやお話を描いている園田トトさん。他にも、迷路をたっぷり楽しめる『どうぶつめいろえん』（教育画劇）などの作品があります。

一体おにぎりちゃんはどこに向かうのでしょうか？ 無事に到着したのは、誰もが納得の場所でした。そして最後は「いただきます」。子どもたちが大好きな食べ物たちがたくさん登場するので、くいしんぼうのお子さんにぴったりですね。親子で繰り返し遊べる楽しくておいしい絵本。ぜひおにぎりちゃんを何度でも探して指差してくださいね。

（出合聡美  絵本ナビライター）

ころころと転がっていくおにぎりちゃん。ブロッコリーとミニトマトの間に隠れたり、タコさんウインナーと卵焼きの間に紛れたり……。あれれ、おにぎりちゃんはどこかな？　おにぎりちゃんを指さしタッチして遊べる絵本です。

どーこだ？