スノーマン クリスマスのお話
  • ちょっとためしよみ

スノーマン クリスマスのお話

  • 児童書
作: マイケル・モーパーゴ
絵: ロビン・ショー
原作: レイモンド・ブリッグズ
訳: 佐藤 見果夢
出版社: 評論社

在庫あり

税込価格: ¥1,540

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作品情報

発行日: 2022年10月20日
ISBN: 9784566014596

みどころ

ジェームズは、お父さん、お母さん、牧羊犬のバーディと一緒にいなかの農家で暮らす男の子。毎年クリスマスにはおばあちゃんがやってきて、大好きな『スノーマン』の絵本を読んでくれます。クリスマスイブが明日に迫った日、いつものように絵本を読んでもらったジェームズは、ベッドの中で『スノーマン』のお話のことを考え、雪が降って『スノーマン』のお話のようにならないかなあ、と考えます。でもいくら窓の外をながめても雪は見えません。

しかし眠っているうちにいつの間にか雪が降りはじめて、目が覚めた時には、外は真っ白。ほんとうの雪が降ったのです。ジェームズも犬のバーディも、こんなに積もった雪を見るのははじめてでした。雪でたくさん遊んだ後、ジェームズは庭の中で一番好きな「ナラノキ畑」にスノーマンを作りはじめます。はじめは小さかった雪の玉はだんだん大きくなって雪の体となり、頭部分ははしごを使わないと届かないほど大きなスノーマンに。耳にはリンゴ、鼻にはミカン‥‥‥。さらにうれしそうな笑顔になるようにあるものを加えるとスノーマンが完成しました。

「ぼくは、このうれしそうなスノーマンがなによりも大すき!」
そしてその晩ジェームズに起きたある奇跡とは!?

子どもにとっての願いや幸せがたくさん詰まっている、やさしくて温かな物語。うまくできたスノーマンを家族が見に来て褒めてくれる場面、『スノーマン』の絵本をいつも読んでくれるおばあちゃんと共有したある体験、クリスマスプレゼントに欲しいものが届くかどうかを心配する気持ち。欲しいものの理由に隠れたジェームズの一番の切なる願い‥‥‥。

1978年に発表されて以来、世界中で愛されているレイモンド・ブリッグズの絵本『スノーマン』が、絵本の雰囲気そのままに、『スノーマン』の世界に憧れる男の子の物語としても誕生しました。お話をつけたのは、イギリスを代表する児童文学作家マイケル・モーパーゴ。さらに、アニメ『スノーマン』を担当したロビン・ショーによるたくさんのイラストが満載の豪華な一冊です。なぜ、文字のない絵本に敢えて物語をつけたのか? について、マイケル・モーパーゴの思いがつづられたあとがきも必見です。さらに巻末には、「世界のクリスマス」を紹介するページや、「かんぺきなスノーマンをつくるには」というスノーマンの作り方が紹介されているとびきり嬉しいページも! このお話を読んだ後、もし雪が降ったら、スノーマンづくりに挑戦してみませんか。

子ども時代に『スノーマン』のお話と出会ったならば、想像の世界が心の中に作られて、大人になっても「スノーマン」と耳にするだけで、きっとその場所のことを思い出せるはず。そんな貴重な場所が作られることを願って、ぜひ小学生に届けたいお話です。

(秋山朋恵  絵本ナビ編集部)

出版社からの紹介

レイモンド・ブリッグズの絵本『スノーマン』は1978年に発表されて以来、世界中で愛されています。その絵本に、イギリスを代表する児童文学作家マイケル・モーパーゴがお話をつけました。なぜ、文字のない絵本に敢えて物語をつけたのか?……最初はモーパーゴ自身、すでに完成されている絵本にお話をつける必要はない、と考えていたそうです。しかし、アニメーションを見たり、続編のお話を読んだりするうちに、『スノーマン』の世界をどんな形で広げても、絵本そのものの価値は変わらないこと、違う形になっても十分すばらしい作品であることを再認識し、自分でもお話を作りたくなっていった、とのこと。その後、ブリッグズの承諾を得て、この物語が誕生しました。内気な少年がスノーマンに出会って夜の冒険に乗り出すことで、ひとつ心の成長をとげるお話です。クリスマスならではの「奇跡」をお楽しみください。アニメ『スノーマン』を担当したロビン・ショーが、たくさんのイラストで飾りました。

スノーマン クリスマスのお話

スノーマン クリスマスのお話

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ベストレビュー

モーパーゴのスノーマン

モーパーゴの作品を追いかけていますが、すでにイメージがある作品の物語化は初めて読みます。
モーパーゴの描き続けている、平和や夢、希望の物語の延長線上には、子どもたちに託す夢があると思うのですが、このスノーマンでは、気づいたら治っていたジェームズの吃音があるのでしょうか。
ジェームズが作ったスノーマンが、彼をスノーマンの世界、サンタクロースの住む場所に誘います。
クリスマスにピッタリの物語です。
レイモンド・ブリッグスの絵本のイメージ、アニメーションの映像イメージを壊さず、モーパーゴの世界で描かれた物語です。
(ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )

マイケル・モーパーゴさんのその他の作品

西の果ての白馬 / パフィン島の灯台守 / ガリバーのむすこ / ありがとうのうたをうたえば / ヒナゲシの野原で 戦火をくぐりぬけたある家族の物語 / アーニャは、きっと来る

ロビン・ショーさんのその他の作品

まほうのさんぽみち

レイモンド・ブリッグズさんのその他の作品

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佐藤 見果夢さんのその他の作品

昆虫が 世界を すくう! / 植物が 世界を すくう! / バンドゥーラ / おじいちゃんが のこしたものは… / 魔女の子ども / 月の光を飲んだ少女


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