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		英国学校図書館協議会推奨!数が学べる絵本 
 エベレスト山はおおよそ8848m。
 オジロジャックウサギの最高跳躍は6.5m。
 
 「へえ〜そうなんだ。でも数字だけじゃ、どんなに凄いかよく分からない」
 そう感じた人も多いのでは?
 
 本書はそんな「数」について、少し違う視点からアプローチしています。
 
 エベレスト山は3539階分の階段でのぼれる。
 オジロジャックウサギは、キリンの頭を飛び越えるほど高く跳ぶ。
 
 無味乾燥な「数」の話も、こう考えるとワクワクしませんか?
 
 世界一高い山、世界一深い海溝、最大とされている恐竜など、子どもが興味を持ちそうなものの大きさを、身近にあるものと比較しながら紹介しています。
 
 本書を読むと「数を具体的にイメージする力とそれを楽しむ力」が身につき、子どもに必要な“数学の地頭”が育ちます。
 
 特に本書は、あらゆる事象(例えば環境破壊やクジラの生態など)を「数」という媒介を通して分かりやすく紹介していることから、英国学校図書協議会より2021年インフォメーション・ブック・アワードに表彰されました(8-12才向け)。
 
 数や算数が苦手な子、知識を広げたい子どもたちにオススメしたい1冊です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 【編集担当からのおすすめ情報】
 本書の面白さは、大きな数を説明するとき、ビックリするようなものをわざわざ選んで比較しているところです。
 
 オーストラリア大陸を1頭のカンガルーに横断させてみたり(もちろん空想です)、世界一のビルと同じ高さになるまでキリンを積み上げてみたり(当然空想です)、国際宇宙ステーションに宇宙飛行士をぎゅうぎゅう詰めにしてみたり(言うまでもなく空想です)、走り高跳びの世界記録保持者に月までジャンプさせてみたり(明らかに空想です)と、どうしてそれを計測の基準にしようとしたのかと問いたくなるような、ユーモアに溢れたものを選んでいます。
 
 ただゆかいなだけでなく、計算方法も説明し、子どもたちの数字に対するセンス(量の多さや規模の大きさを理解する力)も伸ばしてくれる内容になっています。
 
 訳と監修をお願いした竹内先生からも「子どもの教育にとても良い。ぜひ出版すべき本だ」と積極的に後押しされ刊行に至りました。
 
 イギリスの学校図書館協議会から表彰されたのもよくわかります。
 
 本書のテーマは「大きな数が、どれほど大きなものなのか具体的に理解してみよう」というものですが、取り上げるものが秀逸です。
 
 サハラ砂漠の砂であったり、北極・南極の氷であったり、アマゾンの熱帯雨林であったりと、世界中のあらゆるものを扱い、グローバルな視野と知識を与えてくれます。
 
 補足される情報も、なかなかトリビア的で興味深いものがたくさんあります。
 たとえ
 
		 大きな数と仲よしになろう『HOW MANY MICE MAKE AN ELEPHANT?』が原題。算数がわかる数のえほん、と副題にありますが、
 さらに添えられた「だれもが知りたい巨大な数のおはなし」に惹かれました。
 要は、巨大な数を具体的なイメージで体感してみよう、という試みと受け止めました。
 前書きにもありますが、「大きな数と仲よしになろう」ということ。
 とはいえ、内容はなかなかに高度で、割り算とたくさんの数字にクラクラするかも。
 でも、イメージでとらえる視点でいえば、絵本的にはなかなか愉快です。
 私的には、太陽の中に地球が140万個(体積として)という図が衝撃的でした。
 おそらく数値としては何度もお目にかかっていたと思いますが、
 イメージとしては認識していなかったのでしょうね。
 計算の勘どころを養うというSTEM教育の試みに拍手!
 (レイラさん 50代・ママ 男の子29歳、男の子27歳)
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