【だれもが知る『シンデレラ』のどこかがゆがめられた“もしも”の物語】

自分が舞踏会から消えた謎のプリンセスであることを証明することができず、また、継母であるトレメイン夫人のもとでの生活にがまんできなくなったシンデレラは、新たなスタートを試みようと、宮殿で裁縫師として働くことに。

しかし思いがけず、王の姉のもとで仕えるよう任命されたシンデレラは、王と王子を権力の座から追い落とす大きな陰謀と、シンデレラのフェアリーゴッドマザーを含む妖精たちが王国から追われるきっかけとなった過去の事件を知ることとなる。

真実の愛と、王国への忠誠心を問われる事態に直面しながら、シンデレラはかつてより王国で暗躍する悪党を止める方法を見つけなければならない...手遅れになる前に。＜下巻＞

「また舞踏会ですって！」王子と会う機会がふたたびめぐってきたシンデレラだったが・・・
◎公爵夫人ジュヌヴィエーヴの悲しい過去
◎王国で魔法が禁止され、妖精たちが追放された理由
◎王子の結婚、王位継承を自分のために利用しようとする者とはいったい？
――すべての点がつながったとき、シンデレラがついに行動を開始する！