
いつも元気にぴょんぴょんとびはねているこりすと、のんびり屋のくまくん。ふたりは森のはずれのほら穴で仲良く暮らしています。ある日散歩に出かけると、こりすの様子がいつもと違います。
「きのうの よる 、すごく こわい ゆめを みたんだ。」
不安になったこりすは、くまくんにも怖いものがあるのかたずねます。けれど、くまくんは怖い夢も見ないし、真っ暗な部屋も嵐も静かな森だって全然怖くないのだと言うのです。どうして怖いものがないのか、こりすにはわかりません。さらに不安になったこりすに対して、くまくんは答えるのです。
「どうして ぼくが、なあんにも こわくないかって いうとね……」
『いちばん しあわせな おくりもの』『きみに ありがとうの おくりもの』など、こりすとくまくんの愛情あふれるやりとりが人気のこのシリーズ。最新作では、さびしがり屋のこりすとおおらかなくまくんという、対照的な性格だからこそ生まれる、二人の深い絆を描きます。
一緒にいるからといって、考え方や感じ方まで同じとはかぎらないですよね。お互いのことを知れば知るほど、もっと知りたくなる。もっと心が強くなれる。そんな関係が築けたとしたら、それはとっても幸せなことですね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

こりすとくまくんの深い絆を描く人気シリーズ待望の続刊!
怖い夢を見て急に不安になったこりすは、くまくんに怖いものがあるかたずねます。くまくんは何もないと答えますが、そう思えるのは、くまくんの心の中にはいつもこりすがいて、「だいじょうぶ、ここにいるよ」といって力をくれるからだといいます。さびしがり屋のこりすとおおらかなくまくんといった対照的な二人の深い絆を感じさせる絵本です。
ベストセラー絵本『いちばん しあわせな おくりもの』『きみに ありがとうの おくりもの』など、こりすとくまくんの愛情あふれるやりとりが感動をよんでいる人気のシリーズの続刊です。

心の中に君がいる
「心の中に君がいる」
なんと素敵なことばなんでしょう。
心の中にいつも君がいるから、自分は安心していられるんだと言いきったくまくんに拍手です。
こわい夢を見たというりすくんは、何を見てもこわくなってしまうほど、元気がなくなってしまいました。
心の持ちようで、こんなに世界が変わってしまうのですね。
でも、心から楽天家のくまくんの言葉に救われました。
「心の中に君がいる」なんて、最高の愛情表現ですね。
「大丈夫、僕はここにいるよ」
だけでは、いけないのだと感じた私です。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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