
春のはじめ、たんぽぽが花を咲かせます。でも咲いている場所は、畑や小石がしかれた道、コンクリートのすきまなど、一見育ちにくそうな、ひとが暮らすそば。これには、たんぽぽが他の草花に負けず、懸命に育つための「3つの作戦」が関係しているのですが...。たんぽぽたちのありふれていながらも、美しく力強い姿を写した写真で、たんぽぽの一所懸命な生き様に迫る写真絵本です。写真は、たんぽぽを長年撮り続けた植物生態写真家の埴沙萠さん。身近な自然に興味を持ったお子さんにもピッタリの本です。

人のそばで暮らすことを選んだ
タイトルが気になり手に取りました。
コンクリートの隙間などに咲くたんぽぽをみると、強くて生命力があるなぁといつも思うのですが、たんぽぽには生き抜く作戦があるのだそう。
こちらはそんなたんぽぽの謎を鮮やかで美しい写真とともに教えてくれる科学絵本です。
人のそばで暮らすことを選んだ草たちという、一味違った切り口でたんぽぽを捉えてくるところが興味深いです。
たんぽぽは、地下に70cm以上根を張っているのだそう。迫力のある写真でインパクトがありました。 (クッチーナママさん 50代・ママ 女の子21歳、女の子18歳、男の子15歳)
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