
料理のレシピと工程を丁寧にえがいた、おいしくて新しいトマトの食べもの絵本です。食材をおいしく食べることが料理のきほん。それは、必ずしも複雑な過程を経ることではありません。この絵本には、「やさしくておいしいトマト料理レシピ」が5つ載っています。絵本を楽しんだ後は、「きょうはどれをつくろうか?」と子どもと盛り上がること間違いなし。絵本を読む間も読んだ後も、大人と子どもがぐっと距離を縮めることのできる絵本です。

トマトは太陽の恵み
トマトといえば、家庭菜園の人気野菜。
大玉トマト、中玉トマト、ミニトマトとサイズ別にあって、しかも品種が多く、最近ではオレンジ色や紫色のトマトまであります。
もともと強い野菜ですから、栽培しやすいということもあるかもしれません。
それになんといっても、おいしい。
今では年中スーパーや八百屋さんで売っていますが、やはり夏の盛りに採れるトマトは、齧るとまるで太陽そのものを戴いたような味わいが楽しめます。
トマトは色々な料理にも使われる食材としての優等生でもあります。
一番シンプルなのが、さっと水洗いしてそのまま丸かじりする食べ方ですが、もう少し手を加えて、それでもさっと作れてしまう料理を紹介したのが、この『はじめて・りょうり トマト』という絵本です。
料理家のいまいまみさんが文を書いて、かどかわようこさんがおいしい絵を描いています。
ここで紹介されているのは5つの料理。
「しおトマト」(ざくぎり)「トマトのおさしみ」(うすぎり)「スイーツトマト」(かくぎり)「トマトのオーロラサラダ」(くしがたぎり)「トマトスープ」(つぶして)。
料理名のあとの括弧の中に記したのは、トマトの切り方。
どれも、簡単にできそう。
お子さんと一緒に、トマトの夏を満喫してみませんか。 (夏の雨さん 70代以上・パパ )
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