
話題のシフォンケーキ専門店「鎌倉しふぉん」の待望のレシピ集。 あの「ふわふわ、しっとり生地」が誰にでも作れます!
・家庭にある材料で簡単に作れる ・全卵使用のため卵黄を余らせない ・17cmと20p型の両方を併記
−まえがきより−
鎌倉しふぉん「ふわふわ、しっとり」の秘密 --生地の美味しさを生かすために素材はシンプルに--
シフォンケーキは、粉、卵、牛乳、砂糖、油と、家庭にある材料で作れるケーキです。 プレーンの生地を口に含むと素材の味が生き生きと自己主張しつつ、 お互いに良いハーモニーを奏でながら口の中で溶けていきます。 “シンプルは美味しい”と、五感が揺さぶられる瞬間です。 鎌倉しふぉんのケーキは、この基本を崩すことなく、 フレーバーの味を表現するために最低限の素材のみ使用する。 そんな思いを込めて沢山のフレーバーケーキを完成させていきました。
私がシフォンケーキを作りはじめたての頃は、色々な本を参考にして焼いていました。 卵は卵白の使用量が多く、作るたびに余った卵黄の使い道に困り、 そのうちに捨てられていく卵黄に胸が痛んだものです。 楽しいケーキ作りをしたいがために、思い切って卵黄も全部使ってみたところ、 しっとりとした美味しい生地に仕上がりました。 また、以前は使っていたベーキングパウダーですが、卵の力だけで膨らむのではと、 ある日入れずに焼いてみたら、これがしっかりと綺麗に焼けました。
必要のないものは足さない。そのシンプルさが「作りやすく美味しい」ケーキになりました。 素材の味を生かすよう、甘さも控えてあります。 ぜひご家庭で、鎌倉しふぉんのシフォンケーキを作っていただけたら嬉しく思います。
<目次> 鎌倉しふぉんのシフォンケーキの「しっとり、ふわふわ」の秘密 作る前に知っておきたいこと
●基本のプレーンシフォンケーキの作り方 シフォンケーキの材料と道具 プレーンシフォンケーキのアレンジ方法 ●素材は1つ。色々な味のシフォンケーキ ●シフォンケーキの生地で作るアレンジケーキ
コラム 1 美味しい食べ方と保存方法 2 試してみたい素材のアイデア 3 型を変えて焼いてみる ※本書は『市場のケーキ屋さん 鎌倉しふぉんのシフォンケーキ』(2010年小社刊)を再編集し、新版化したものです。
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