
何歳になっても必要なのは、変化に飛びこむ勇気。人生はまだまだこれから、楽しもう!
―いっしょに外国語を勉強するのはどうだ? ―なんでまた? 外国語はとくいじゃないのに。
―じゃあ、ふたりで楽器でもならうか。 ―わたしに音楽のセンスがないの、しってるでしょ?
長年働いて、ようやく自由な時間がやってきた。 これまでできなかったことを、いまこそ始めようと意気込む夫。 それに対して、いまじゃなくてもと誘いを交わす妻。 なにげない会話は次々とすれちがう。なのにふたりは楽しげで、穏やかに寄り添っていく。 「いま」を大事にしたい。その思いが一致した瞬間、二人の時間が前へ動き出した。 ―人生は、まだまだこれから。
■繊細に重なった線がうみだす、懐かしい温もり チェチーリア・フェリの温もりあるイラストが、長く連れ添った夫婦の奥深さを表現しているかのよう。糸電話の赤い線、ふたりが繋ぐ手、変わっていく表情など、ひとつひとつのイラストが読者の想像をかきたてます。
■世代をこえて、日々の迷いや葛藤にエールをおくる物語 勉強でも遊びでも、新しいことにチャレンジするのって、ちょっと勇気がいる。 「やってみたい」と思うだけでも素敵だけど、思い切って一歩踏み出せば、世界はぐっと広がる。 その小さな積み重ねが、きっとあなたの人生を豊かにしてくれるはず。 子どもから大人まで、世代をこえて響く一冊です。
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