岩波少年文庫 白い盾の少年騎士 (下)

岩波少年文庫 白い盾の少年騎士 (下)

  • 児童書
作: トンケ・ドラフト
訳: 西村 由美
出版社: 岩波書店

税込価格: ¥836

ご購入いただけません

  • ◆『見積書』は商品を買い物かごに投入後、作成いただけます。
  • ※かごに入れても商品の確保は完了いたしません。お急ぎの際には、お早めに購入手続きの完了をお願いいたします。
  • ※「取り寄せ注文する」の際には、出版社の在庫状況により、お取り寄せできない場合がございます。あらかじめご了承ください。

作品情報

発行日: 2006年11月
ISBN: 9784001145786

この作品が含まれるテーマ

この作品が含まれるシリーズ

出版社からの紹介

一人前の騎士となったティウリは、盾持ちピアックとともにふたたび冒険の旅へ。みどりの男たちがひそむ森では、エヴィラン国によって新たな陰謀が企まれていた……。『王への手紙』の、息づまる続編。

ベストレビュー

エピローグが明るい未来を見せてくれる気がします。

行方不明だったティウリやベンドゥー騎士の友人、リストリディン騎士の居場所が後半になってようやく判明しました。
生きていてくれてよかったと思いました。トンケの本作品では、ふつうに主人公の知人友人たちが死んでいってしまうので、時に悲しくなります。
殺されるシーンは詳細には書かれていないのですが、生き残った者たちが回想と共に一言二言いなくなってしまった友への思いを語るシーンが何か所かあり、そんなところを読んでいると読み手のこっちもつらくなるのです。
この物語は騎士道(騎士が守るべき戒律や美徳)が重んじられ、時に善と悪とが混ざり合い、何が本当に正しい行いなのかわからなくなりそうになります。
それでも少年騎士(17歳)のティウリは、騎士として正しい行いをすべきとまっすぐに行動していきます。
その姿はとてもかっこいいです。
物語の後半では、ティウリの父「勇者ティウリ」も登場し、戦場に赴きます。毅然とした態度をとりつつも、息子の安否を心配している勇者ティウリもまた父としてかっこいいなぁと思いました。

最後はやや悲しい結末を迎えますが、エピローグでうっすら明るい未来の光が差し込んできたように感じました。
騎士の物語は、サトクリフが有名ですが、彼女の作品とはまた違った面白さがたくさん詰まっています。
ぜひ、手に取っていただきたい物語です。
(てんぐざるさん 50代・ママ 女の子23歳、女の子19歳)

トンケ・ドラフトさんのその他の作品

ドアのむこうの国へのパスポート / 岩波少年文庫 青い月の石 / 踊る光 / 岩波少年文庫 七つのわかれ道の秘密 下 / 岩波少年文庫 七つのわかれ道の秘密 上 / 岩波少年文庫 156 ふたごの兄弟の物語 (上)

西村 由美さんのその他の作品

カトーレンの王 小学館世界J文学館セレクション / ゆきのもりのおくりもの / おばあさんとトラ / おてんばヨリーとひげおじさん / お話のたきぎをあつめる人 魔法の図書館の物語 / 岩波少年文庫 かくれ家のアンネ・フランク


PAGE TOP

  • 子どもに絵本を選ぶなら 絵本情報サイト 絵本ナビ
  • 絵本ナビスタイル 絵本から広がる子育て
  • 絵本の定期購読サービス 毎月お届け 絵本クラブ
  • 英語を絵本で楽しく学ぶ 絵本ナビえいご