ロボット・カミイ

ロボット・カミイ

  • 児童書
作: 古田 足日
絵: 堀内 誠一
出版社: 福音館書店

在庫あり

税込価格: ¥1,430

絵本ナビ在庫 残り4

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作品情報

発行日: 1970年03月
ISBN: 9784834002287

出版社のおすすめ年齢:4歳〜
ページ数: 92
サイズ: 22X20cm

出版社からの紹介

いたずら、わがまま、力持ちの紙ロボット

たけしとようこは、段ボール箱でロボットを作ります。完成して、紙で作ったロボットだから、名前はカミイと名付けました。すると、カミイが返事をしました。「ぼくは、ひとになまえをおしえてもらうほど、ばかじゃない」 下がり目の泣き虫に見えるロボットは、実は、いたずらでわがままだったのです。そして、原っぱや幼稚園で、大さわぎをおこします。集団生活での子どもの心理を巧みにとらえた作品です。

ベストレビュー

子供社会ってわりと大人

わがままなロボット・カミイをめぐって、園児達が泣いたり、笑ったり、けんかしたり。
問題が発生してもみんなで話し合って解決していく様が見どころだと思います。
しっかり考え、意見をいいあって、ルールを自らで作り出したりします。
子供社会って意外と自治が成り立っているようで感心しました。
特に私をうならせたのは、たけしの言葉です。
お店やさんごっこでカミイは意地悪ばかりするので、一人グループにさせられてしまいます。「一人でへいき。せいせいする」と豪語するカミイですが、実際商品を作ったり飾り付けをしたりするのは一人ではうまくできず、お客さんが入りません。他のグループのお店が大繁盛しているだけに、みんなカミイがかわいそうになるのですが、その時のたけしの言葉がとっても素敵。
「なんだ、あいつ。一人のほうがせいせいすると言ったくせに、少しも売れない店じゃないか。早く売れるようにしなくちゃ。」
その後、カミイが「僕の店にもテレビと電気スタンドがありますよう」って叫んだらお客さんが入ります。その様子をたけしが見て、ほっとするのです。
可哀想だから手伝ってあげよう、ではなくて、ガンバレと見守っている姿はとても幼稚園生とは思えません。また、ただいじけてるだけじゃなく、声を出したカミイもとても立派です。
こんなやさしさと強さを我が子にも感じてもらいたいものです。
長いので分けて読もうと思っていたのですが、一生懸命聞き入っていたので一気に読んでしまいました。でも、疲れたのでやっぱり2回くらいに分ければよかったです(笑)
(ぽめらにーさん 30代・ママ 男の子6歳、女の子3歳)

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