
十二支に登場する動物たちが迷路を通って、神さまのお屋敷へ向かいます。ねずみは牛の頭に乗り、犬と猿はケンカばかり……。そして、遅れて着いた猫は……!? 迷路の途中には、お正月の風景がちりばめられ、細部まで何回も楽しめる美しい迷路の絵本です。
・作/奥野涼子さんからのメッセージ
今度の迷路絵本は「十二支」にしたい……そう思って、担当の(K)さんにラフを見ていただいてから、絵本として仕上がるまでに、かなりの月日がたってしまいました。 十二支はひとつひとつの干支が全て主人公。それを12種類の迷路にしたとき、それぞれの干支に甲乙をつけずに1冊の絵本にまとめるのには、どうしたらいいだろう、というところで、迷路はもちろんのこと、色や背景等、色々なところで試行錯誤を繰り返したような気がします。 そんなわけで、描いているときはかなり大変でしたが、出来上がってみると、とても楽しい仕事(作業)だった、という思いしか残りませんでした。 十二支は太古の昔から活躍している動物たちですので、個性も強く、1画面描く度にその動物に引き込まれていき、十二支の力ってすごいんだな、と、感心してしまいました。 そんな十二支の動物たちの力や、脇役として出て来る動物たちの力までも借りて、ただただ楽しい絵本に仕上がったのではないかと思っています。 皆様もぜひ動物たちと一緒に、迷路を楽しんでみてください。

バリエーション豊か
十二支の始まりのおはなしをベースに、
神様のところへ向かう12匹をそれぞれ迷路仕立てにしてあるのが愉快です。
しかも、バリエーション豊か!
12パターンもあるのに飽きさせない迷路とはすごいです。
実は、大人でも頭の体操になりそうなレベルで、よく練られている印象です。
幼稚園児くらいからから大人までムキになりそうです。 (レイラさん 50代・じいじ・ばあば 女の子1歳、女の子1歳)
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