
「いそげ いそげ、いそがなくっちゃ!」 うさぎくんが大きな木の角を曲がろうとしたら、鹿くんに「どっしーん!」とぶつかって・・・ あれれ、「うさしか」になっちゃった!?
ツノが生えたうさぎくん、なんだか頭が重いけど 「とにかく いそげ、いそがなくっちゃ!」 こんどはわにくんがやってきて「どっしーん!」 えーっ、こんどは「うさしかわに」!? みんなは元にもどれるの?
ぶつかった動物の特徴が加わって、うさぎの姿がどんどん変化していくので「つぎどうなっちゃうの?」という期待感たっぷり。 だってぶつかるたびにツノがはえ、わにのウロコができ、しま模様になり羽根がついて・・・何だかおかしな姿になってしまうんですから。 「なにこれ、へんなの!」と子どもが大喜びする様子、目に浮かぶようです。 「どっしーん!」と激しい衝撃に、涙目になった動物たちがおかしくてかわいそうで、思わず大笑い。 ほら、よーく見るとシマウマなんか、歯が欠けちゃってますよ。
リズミカルな繰り返しは、幅広い年齢の子が好きになるポイント。 寝る前の「ひと笑い」にも、帰宅後に気分を変えるのにもおすすめです。 短い時間で、親子をあっという間に笑顔にしてくれる「お役立ち」になりそうなユーモラスな絵本です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
★作者の岩田明子さんが直筆メッセージを描いてくださいました!!

いそげ いそげ いそがなくっちゃ!と、こっちからも あっちからも、はしってきたのは いいけれどあんまり いそいで いたものだから、どっしーん! いたたたた・・・・・・あれ? ぶつかったら、なんだか からだが おかしいぞ!?うさぎくんと しかくんが ぶつかって、うさしかくんに なっちゃった!?さあ、みんな もとに もどれるのかな!?

おもしろい!
私も息子も大笑いしながら読んだ絵本です。
ウサギとシカからスタートし、いろんな動物とぶつかっては、動物同士がどんどんミックスされていくというお話。
息子は、「どっしーん」とぶつかる場面でゲラゲラ笑い、私はミックスされていく動物たちを見て笑ってしまいました。
私なら、ミックスされていく動物たちをどんなふうに描くかなと想像するのも楽しかったです。 (ちびっこおばちゃまさん 40代・その他の方 男の子5歳)
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