コンスケとはるのともだち

「ともだちって、どうやってつくるの?」そう聞かれたら、なんて答えよう。だって、友だちになるきっかけなんて、みんな違いますよね。だからこそ、こんなに沢山の絵本が生まれるのでしょう。
友だち同士の付き合い方、けんかの仕方、思いやる方法…どれも正解なんてないけれど、読みごたえのある骨太絵本がずらり。子どもたちはもちろん、大人も一緒に考えてみるのはどうでしょう。
「ともだちって何だろう?」
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「ともだちって かぜがうつってもへいきだって いってくれるひと。」シンプルな言葉で、ともだちについて次々と語ってくれます。でも、読んでいるうちにどんどん奥が深くなり、意味が広がり、最後には問いかけもあって…。言い切れるのは、「ともだちってすばらしい。」ってこと。
「えー、ともだちやです。ともだちはいりませんか。」キツネはともだちやをはじめることを思いつきました。一時間百円で友達になってあげるのです。さて、どんなお話が展開するのでしょう。理屈では割り切れないものがちゃんと伝わってくるシリーズですよ。
仲良しのかえる、がまくんとかえるくん。ふたりの間で繰り広げられるのは、濃くて、可笑しくて、ちょっぴり切ない……様々な愛すべきエピソード。がまくんとかえるくんのキャラクターを知れば知るほど、また読み返したくなってくるのです。
なかなか上手にみんなの輪の中に入れなかったコッコさんが、同じようにもじもじしているアミちゃんに出会い、少しずつみんなと遊べるようになるまでのお話。コッコさんは自分かな、それとも隣でもじもじしているあの子かな。
たいは、なかよしのこうたと、すごいけんかをした。あやまってくれても、けんかの気持ちは終わらない…。思いっきり気持ちをぶつけあえば、もっと友だちになれる。力強い絵に圧倒されます。
「ともだち」になるって、結構ややこしくて、簡単じゃない。だからこそ、それぞれのともだち同士、出会った時のお話が生まれるのです。最後のまりかちゃんの行動、この時の気持ちは二人にとって宝物になるのでしょうね。
園で友だちいっぱいできて、楽しいことがたくさんあった。卒園しても、ずっとずっと友だち! そんな姿を見ていると、なぜか親の方がたくさん涙が出てきちゃうのですよね…。それぞれが、色々な思いを重ね合わせて読んでいる、人気の絵本です。
中川ひろたか&長谷川義史のコンビで描く、『たのしいえん』入園式のお話。どきどきしている新入園児と、張り切っている年長さん達「せんぱい」。こんな関係がしっかり築ける保育園だったら楽しそう。親としても嬉しくなりますよね。
どうやったら「ともだち」がつくれるのかな。「けらいになれ!」じゃあ、なかなか友達にはなれませんよね。最初に「けらいなんて、ぼくいやだ!」とはっきり言ったたろう。この言葉に色々なヒントが隠されていそうですね。
一人の方が気楽でいい、友だち?何だかめんどうだな…そんなオオカミの前におかしなやつがあらわれて。これが友だちってやつか?一匹オオカミを地で行く彼と、彼の前に現れた友達になろうとするクマとのやりとりが、見所です。
ぶうとぴょんは靴も同じ、帽子も同じ。友だちと同じものを持っているうれしさ、同じことをする喜びを描きます。おんなじ、ちがうということに関心を持ち始めた子どもたちに。【2歳〜】
いつも仲良しの友だちと今日は大げんか。もう口なんかきいてやるもんか、と思ったけれど、やっぱり気になって仕方がない。劇的な構成で子どもの心理を的確に描くロングセラー絵本。
ゆうなちゃんは、恥ずかしがり屋で泣き虫でおともだちがいません。…でも、今日。初めてのおともだちができたのです!だけどその夜、少し不安になります。「あしたもあそんでくれるかな……」
遠く離れた二つの町、環境も生活も性格だって違うみちとなつ。二人は、まだ出会ってはいません。お互いのことを知りもしないのです。友だちになるきっかけは、どこにでもある。爽やかな出会いの物語です。
親友のみかりは、おしゃべりが大好き。私はしゃべるのが得意じゃないから、一緒にいてとても楽しい。だけど、あるとき私が失敗したことを…。こんな子、好き? 嫌い?
「友だちの家に行きます」と手紙がありました。テンの友だちって、ぼく? それとも…。相手が好きだからこそ、思いがすれちがうこともある、ほほえましい友情の話です。