うみへ やまへ




前と後ろのどちらからも読める、ちょっと変わった絵本たち。前から始まるおはなしと後ろから始まるおはなしは、真ん中で出会ったり、いえいえ、そのまま出会わずすれ違うことも。どういうことかって? それは絵本を読んでのお楽しみ! きっと驚きの体験が待っていますよ。
表紙に大きく電車の走る絵。裏表紙もやっぱり電車の走る絵。この絵本はやまの駅から出発してうみの駅へ到着するまでの電車の様子を描いたおはなしです。前から読んでも後ろから読んでも楽しめます。それだけでもすぐ電車好きの子の気持ちをあっという間につかんでしまいますよね。
作:エリック・カール いわむら かずお 絵:エリック・カール いわむら かずお 出版社:童心社 ISBN: 9784494005000
税込価格: ¥1,870
『どこへいくの?ともだちにあいに!』という絵本が、ひっくり返して読むと、”Where Are You Going? To See My Friend!"という英語の絵本に。日本語と英語のおはなしが真ん中で出会います。エリック・カールさんといわむらかずおさん、ふたりの世界的絵本作家の合作絵本です。
スピード自慢のタカが湖から山を目指して飛んでいくお話の後、ページを逆にめくっていくと、仲間とはぐれたガンの子が、山から湖の住処に帰っていくお話が始まります。同じ鳥の絵が、右を向けばタカに、左を向けばガンに見える! しかけがないしかけ絵本です。
表紙をめくると、背中を向け足を踏ん張って立つ少年。その行く手には、まっ白な道がのび、ふしぎな町の数々が待ち受けています。少年少女とともに道をたどって読み進める絵本。前からも後ろからも読めるようになっています。少年の側、少女の側、どちらからも旅を楽しんでみてください。
クリスマスまでの一年間、サンタやトナカイは何をしているのかな? 前から読めばサンタのお話、後ろから読めばトナカイのお話。クリスマスの日のために一年間準備をしたサンタとトナカイが、絵本の真ん中で出会います。
訳者は、詩人・谷川俊太郎さん。表紙から読むと羊飼いの物語。裏返して裏表紙から読むと、狼の物語。それぞれの立場から見る「わたしのやま」が語られます。ふたりが見ている山は同じはずなのに、その風景はかなり印象が違います。不思議なのは、それぞれのセリフが、一言一句同じだということ!
「さよならさんかく またきてしかく しかくはとうふ……」昔から子どもたちに親しまれてきたわらべうたをもとに、安野光雅さんが絵を手がけた絵本です。連想遊びの様なこのわらべうたをどんどん繋げていって、最後まで行ったらさかさまにして逆戻り!
くるっと本をひっくり返すともうひとつのおはなしがはじまる、おはようとおやすみの絵本。いちにちの始まりと終わりに、リズミカルでうたうような美しい文章をお楽しみください。はじめて絵本に出会うあかちゃんへのプレゼントにぴったりの一冊です。
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