税込価格: ¥1,870
発行日: 2021年01月14日 ISBN: 9784163913148
248ページ
猫好きの友人の高平君がうちに来て、涙ながらにいなくなった猫の話をはじめた、聞けば聞くほど私が外で世話していたキャシーそっくりだった。 ついに1ヵ月経ったところで高平君は、迷い猫のポスターを貼りだした。それを作ったのは二週間目だったが、「貼ったら事実を固定化するみたいじゃん。」と思っていたのだ。レディはきっと帰ってくる、キャシーもそうだ。 果たして高平君のレディはみつかるか?(表題作) 特別に忘れがたい猫、突然伐られてしまった大きなヒマラヤ杉、賢いカラス、鎌倉の家から見えた川端先生のお屋敷、夏の明るい日差しの中で本を読むこと、隣家の物置きに住み着いた赤ん坊連れの女のひと、子猫が友人の手のなかで命を落とした夜明けまでの夜・・・「命において死は生きるのと平行して在りつづける」ことを証しだてる9つの短篇小説。
掌篇歳時記 春夏 / もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。 / チャーちゃん / 現代小説クロニクル 2000〜2004 / 芥川賞全集 第十七巻
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