
没後30周年記念出版。 時代のグルーヴをつくり、早逝したドラマーの音楽人生。
TOTOのメンバーとしてグラミー賞にも輝き、数多くのビッグ・アーティストから絶大な信頼を寄せられ、時代のNo.1セッション・ドラマーとも囁かれたジェフ・ポーカロ。 ジェフのファンはもとより、プレイヤー、プロデューサー、エンジニアなど、音楽制作に携わるすべての人に響く傑作評伝がついに邦訳化!
幼少期に現れた天才ドラマーの片鱗とは? いかにしてドラミングの基を培ったのか? ジェフが考えるミュージシャンとしての矜持とは? 名盤の制作現場で起こっていたこととは? 優れたプロデューサー/エンジニア/アーティストの条件とは?
著者であるロビン・フランズ氏は、生前のジェフに最も多く取材をしたとも言われる米『Modern Drummer』誌の元ジャーナリストであり、本人のコメントはもちろん、関係者や家族への膨大な取材をもとに本書を編纂。ジェフ自身によるグルーヴ解説や、〈ロザーナ〉の直筆リズム譜面も掲載!
序文 ミュージシャンのプレイは内面を示す――ジム・ケルトナー はしがき さあ、あの“タイム”の話をしよう
第1部 デヴィッド・ハンゲイトとの出会い 父ジョー・ポーカロの立身 天性のアーティスト 音楽的原点 デヴィッド・ペイチとマーシフル・ソウルズ ジム・ケルトナーへの憧憬 ソニー&シェールと世界の舞台へ シールズ&クロフツでの経験 スティーリー・ダンという夢の舞台へ 鳴り止まぬセッション・コール 『シルク・ディグリーズ』制作からTOTOへ
第2部 TOTOにかける想いと成功への道 80年代の“音”を作った『TOTO IV~聖なる剣』 「僕のタイムは最悪だ」とジェフは言った スティーヴ・脱退とセッションの多様化 選ばれし者たちのセッション
第3部 ジェフ・ポーカロの人間性 最後のアルバム『キングダム・オヴ・デザイア』の制作 優れたプロデューサー/エンジニア/プレイヤーの条件 トリビュート・トゥ・ジェフ
付録 ジェフ・ポーカロが描いたイラスト集 ドラム・テックが語る“あの現場”の機材 索引
翻訳:島田陽子
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