
空の国で、雲をつくってくらす仙女たち。わた雲や巻雲、雨雲のような、たくさんの種類の雲をつくっています。でも、そんな毎日を退屈に思ったふたりのおちび仙女がいました。ふたりは、こっそりぬけだして、世界を見物しにいこうとします。でも、大人の仙女に見つかり、つれもどされてしまいます。おばあちゃん仙女に、「もっとおもしろいしごとを したいです」と、気持ちを伝えるふたり。そんなふたりに、おばあちゃん仙女がかけたことば、そして、旅にでることになった出発の日、おばあちゃん仙女がふたりに渡してくれた箱に入っていたものとは…。 韓国初のノーベル賞作家、ハン・ガンが子どものために書いた、唯一の絵本。雷や稲妻をこわがる子どもたちを安心させてくれ、こわがらない子どもたちにも、新しい世界をみせてくれる一冊。

さすが、おばあちゃん仙女
おばあちゃん仙女は、いつもの仕事を嫌がるおちび仙女たちに上手いことを言って、新たな仕事を与えました。
適材適所と言うのでしょうか。
髪も服も自分たちのいいようにしてもらったおちび仙女たちは、それが仕事とは思わないままに良い働きをしてくれるようになりました。
さすが、おばあちゃん仙女。
もし近くに雷や稲妻を怖がる子どもがいたら、このお話を聞かせてあげようと思います。 (めむたんさん 40代・ママ 男の子23歳)
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