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税込価格: ¥2,200
発行日: 2021年12月23日 ISBN: 9784750517247
376ページ
もうすぐ絶滅する人類のために狩猟に疲れ、ボルネオの闇夜の森で微睡(まどろ)む人類学者は、寝袋を這うアリたちの足音を確かに聴き、自分がアリの世界の一員となったと感じる……。「この世界は人間だけのものではない」という深い実感から出発し、動物、死者、そして生命そのものへと向かう全く新しい人類学の探求が幕を開ける。ボルネオの森から、多種的世界とアニミズムを経て、「生命とは何か」という根源的な問いへ。インゴルド、コーン『森は考える』、ウィラースレフ『ソウル・ハンターズ』、アナ・チン『マツタケ』ら最新の人類学の議論を積極的に吸収しつつ、人類学の新たな可能性が展開される。――世界の覇者を自認してあらゆるものを食い尽くし、絶滅の淵に立つ人類に、世界観の更新を迫る、壮大な「来たるべき人類学」の構想。
ひっくり返す人類学 生きづらさの「そもそも」を問う / はじめての人類学 / 人類学者と言語学者が森に入って考えたこと / 応答、しつづけよ。 / ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと / ひび割れた日常 人類学・文学・美学から考える
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