アフリカのモーリタニアに住む少女が
自分の周りの女性達が身にまとっている
メラハファという一枚の布のベールを
自分も身に着けたいと願います。
(メラハファどんな見た目かは表紙からも、
詳細は絵本の巻末に詳しく解説してくれています)
「〜あたし、メラハファがほしいな。おかあさんみたいに
きれいになりたいの」
するとおかあさんは にっこりわらって 応えます
「でもね、メラハファはきれいになるために あるのかしら?」
少女はいろいろな人と話します。
その都度少女はメラハファは何のためにあるのかに
優しく導かれます。
少女の憧れの奥にメラハファが女性達にとってどんな
モノなのか少女の心の成長を通じて私たちも
教えられた気がします。
絵もとても素敵で、少女を取り巻く女性たちの優しさ
に包まれた温かい絵本です。