綺麗な朱色の表紙。
そこにたたずむ一匹の青いカエル。
彼がぴっぽ?どんな旅をするのだろう。
ひとりぼっちのカエルのぴっぽ。
夢の中を旅することが出来るという小さなひつじに会います。
ふたりは、夢の旅に出かけることに。
それは、季節の夢の旅でした。
美しいポピーの花が咲く5月の夢。
そして6月、7月へ・・・。
2人は季節の移ろいとともに1年をかけめぐります。
どのページも絵画を見ているようで美しい。
幻想的で、本当に夢の中に居るよう。
季節にあった色とりどりの風景が素晴らしいと思いました。
どのイラストも好きですが、一番良いと思ったのは9月。
ふたりが小麦畑に埋もれそうになっているのが可愛いと思いました。
12ヶ月を旅するふたりは、様々な動植物に出会います。
彼らにはみんな夢がありました。
ポピーの花も、金魚やあさがお、クラゲにも・・・
叶わない夢だとしても、夢を見ることって素晴らしいと思いました。
物語の後半、旅の途中でぴっぽは孤独を感じ、
ひつじの存在の大切さに気付きます。
ぴっぽがひつじを大切に思う気持ちが伝わってきました。
大切な誰かと一緒に過ごす日々は、かけがえのないものなんですね。
ぴっぽはそれに気づき、唯一無二のともだちを見つけることが出来て本当に良かった。