藤本ひとみさん、東逸子さんの名と『眠れる森の美女』のお話にひかれて読みました。
呪いの話を聞いてもすてきな人と出会えるのならば100年眠ったほうがいいかも、と思ってしまうオーロラ姫は珍しいのでは?
眠りの呪いがあったからこそ100年の時をこえて、姫と王子が出会えたのだと言う王子。前向きな人ですね。その言葉を聞いた呪いをかけた張本人のカラボスがそれを聞いて得意気だったりして…私的にはカラボスは憎めないキャラでした。
本筋は変わらないのですがキャラクターが藤本さんらしいキャラクターだなと思いました。
バレエを習った体は誰が見てもわかるほどの気品と美しさをまとっています、というあとがきを見ると単純な私はバレエを子供に習わせたくなりますね(笑)。