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祝! 王さま60周年記念! 「ぼくは王さま」を支える人たち 記念連載

理論社

2016/07/21

【連載】第2回 ミュージカル人形劇「ぼくは王さま」稽古場レポート

【連載】第2回 ミュージカル人形劇「ぼくは王さま」稽古場レポート

2016年7月30日、31日に日生劇場でミュージカル人形劇「ぼくは王さま」が上演されます。今回は、人形劇団ひとみ座の稽古場にお邪魔して、ミュージカルが作られる様子をレポートしました。演出・振付の神崎由布子さん、王さま役の石丸有里子さんのメッセージ付き。お楽しみください。
●ミュージカル人形劇「ぼくは王さま〜王さま★めいたんてい」
ミュージカル人形劇「ぼくは王さま」は、「ぼくは王さま」シリーズの中から、特に人気の4つのおはなしをまとめて、音楽とダンスをプラスした、とっても楽しいミュージカル人形劇 です。
2012年の初演から4年ぶりに復活! 
プロのミュージシャンによる生演奏も加わって、さらにパワーアップしたミュージカル人形劇「ぼくは王さま」、ご期待ください。
●ミュージカル人形劇「王さま★めいたんてい」 3つのお楽しみポイント

●「王さま★めいたんてい」の稽古場にお邪魔しました!
2016年6月30日。この日は、人形劇団ひとみ座での、立稽古の日です。
ひとみ座の稽古場にお邪魔すると、大きな王さまのパネルが出迎えてくれました。パネルの前にいるのは王さま役の石丸有里子さん(劇団鳥獣戯画)。本番に向けての練習がいよいよスタートします。
歌いながら人形を動かすのはとっても大変そうです。
演出家の神崎由布子さんの演技指導にも熱がこもります。
ツー大臣とホウ大臣も息を合わせて、演じます。
役者さん、演出家、スタッフ、多くの方々が何度も練習を重ね、動きを合わせ、ひとつの場面を作り上げてく様子を感じることができました。
●初公開! 王さまの中身とは…?
人形劇団ひとみ座の人形たちは、一体一体、人形作家さんが制作しています。(≫制作風景を知りたい方はこちらから)
特別に王さまの裏側を見せていただきました。
くるっと後ろを向くと、王さまを動かしているしかけが表れます。
中心のしかけを動かすと、王さまのひげや眉毛が動きます。右手は王さまの腕を動かし、左手で、しかけや体の向き、首の上下を操作します。
かしらの部分は石膏でできているのであまり重くはないのですが、衣装などを合わせると10kg以上にもなり、かなりパワーが必要なのです。
装置・人形デザイン:乘峯雅寛(文学座)
人形造形:橋ちひろ(人形劇団ひとみ座)
人形製作進行:小倉悦子(人形劇団ひとみ座)

演出・振付 神崎由布子さん インタビュー

―― 今回の「王さま★めいたんてい」はどんな内容のミュージカル人形劇ですか?

「ぼくは王さま」シリーズの中でも特にみなさんに人気の高い、『王さまめいたんてい』『めだまやきの化石』『おしゃべりなたまごやき』の3本のおはなしに『あいうえ王さま』の言葉遊びも加えて、ひとつの舞台にまとめたおはなしです。このミュージカル人形劇では、王さまをはじめ、たくさんの登場人物たちが歌って踊って、大活躍します。
―― 特にオススメの場面を教えてください。

人形劇といっても、人形だけが登場するのではなく、役者さんも人形と一緒にステージ上で歌ったり、踊ったりと演技をしています。今回は特に、客席の皆さんと一緒に歌ったり踊ったりするシーンもあるので、舞台と客席の一体感が生まれたら嬉しいですね。
それと、ミュージカルだけのオリジナルキャラクター「イエローキング」が登場するのもこのミュージカル人形劇の見どころです。イエローキングは、原作者の寺村輝夫先生のご家族と和歌山静子先生にもお墨つきをもらった、オススメのキャラクター。イエローキングの活躍をぜひ楽しんでいただきたいと思います。
―― 最後に、絵本ナビユーザーへメッセージをお願いします。

舞台の上で人形たちと役者さんたちが表現豊かに動き回る様子を、ぜひ楽しんでほしいと思います。今回取り上げた4つのおはなし以外にも「ぼくは王さま」シリーズのエピソードをミュージカルの随所にちりばめていますので、いろいろ発見して楽しんでもらえたら嬉しいです。子どもも大人も楽しめる舞台になるよう、役者、スタッフ一同頑張りますので、ぜひ、本番を観に来てください。
王さま役 石丸有里子さんインタビュー

―― 「ぼくは王さま」との出会いを教えてください。

「ぼくは王さま」シリーズは、出版されていたころから知っていました。ただ、私はもう大人になっていたので、きちんと読んだのは2011年。ミュージカル人形劇「しゃぼんだまのくびかざり」で王さま役をやることになってからでした。
―― 王さまを演じる上で、気を付けていることは?

王さまは見た目はおじさんだけど、性格はパワフルで、わがままで、自由奔放で……本当に子どもみたい。「どこの おうちにもこんな 王さまが ひとり いるんですって」という言葉の通りに、子どもたちが共感できて、友達のように感じるように、演じることを心がけています。技術的なことで言うと、王さまの人形は立体ですが、絵本から出てきたように、正面以外は比較的平面に作られています。なので、あまり後ろを見せないように演じています。
―― ご自身と王さまの似ているところはありますか?

歌うの大好き、踊るの大好き、遊ぶの大好き! 食べるのも大好き(笑)。
―― 絵本ナビユーザーへメッセージをお願いします。

ミュージカル人形劇の中でも、王さまはいっぱいいたずらをして、事件もいっぱい起こります。親子で一緒にハラハラドキドキ、物語の世界に入っていってもらえたらと思います。そして最後はめでたしめでたしの大団円。王さまのまっすぐさや元気さをたくさん感じて、みんなも王さまみたいになっちゃおう!
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