ちいちゃんのかげおくり」 みんなの声

ちいちゃんのかげおくり 作:あまん きみこ
絵:上野 紀子
出版社:あかね書房 あかね書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:1982年08月
ISBN:9784251030115
評価スコア 4.81
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みんなの声 総数 46
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  • きっかけは音読です。

    • ぼのさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子11歳、女の子8歳、女の子4歳

    長女(小3)がついこの間まで、毎日音読してくれました。
    やはり2年前、長男(小5)の音読で知ったこのお話。
    絵本であることを知って、ずっと読みたいと思っていました。

    幼いちいちゃんが、空襲から逃げる中、母や兄とはぐれひとりぼっちになってしまいます。
    お父さんが出征する前の日、家族4人でやった「かげおくり」を、今度はたったひとりでやりながら、死んでゆくちいちゃん。
    何度も聞いて、よく知ってるお話なのに、涙があふれてつまってしまいます。

    4才の次女にはまだ理解できず、空色の花畑で家族に会えるシーンを、「よかったね」と思ってしまうようですが、いつかきっと、戦争の悲惨さと、平和の大切さがわかるようにと、祈りに似た気持ちを込めて読んでます。

    こういう心にじーんとくるお話が、いつまでも教科書に載るといいなあ。
    ねずみくんとはまた違った、繊細な絵を、絵本ではたっぷり味わえます。
    小3のお子さんを持つパパ&ママ、冬休みにぜひ読んであげてはいかがですか?!

    投稿日:2004/12/13

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  • 悲しい「かげおくり」の遊び

    • はなしんさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子6歳、男の子4歳

    自分達の影をじっと見ながら10数え、さっと空に目を移して、影の残像を空に送る「かげおくり」。ちいちゃんのお父さんが、戦争に行く前の日に、家族四人で仲良くかげおくりをしました。デジカメで気軽に写真を取りまくる現代っ子には、想像しにくいでしょうが、記念写真すら貴重だった頃のお話である。
    母親と、兄と戦火の中を逃げまどい、一人はぐれてしまったちいちゃん。そのいたいけのないかわいらしさが、一層戦争の悲しみを強調しています。

    投稿日:2004/12/05

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  • 涙止まらず

    • ムースさん
    • 40代
    • ママ
    • その他
    • 男の子9歳、女の子4歳

     3年生の息子の教科書で読みました。一緒に音読していて、涙が止まらなかったです。日本の戦争のお話は『ほたるの墓』(野坂昭如)にしても『大人になれなかった弟たちに…』(米倉 斉加年)にしても切なく泣けるお話が多い。
     息子は、ちいちゃんが死にゆく場面がどうしても理解できないようで「このお話はわからない」を繰り返していました。戦争の悲惨さは私ですら体験していないのですから、子どもたちの日常からかけ離れているかもしれません。でも、意識の中から遠のいてはいけない事実です。

    投稿日:2004/01/18

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  • この時代だからこそ

    TV「たけしの誰でもピカソ」で女優の市原悦子さんが朗読をされていました。
    涙が止まりませんでした。

    このお話は小学校低学年の教科書にも採用されているそうです。
    こういった話を、戦争を知らない世代が伝えていかなくてはならない難しい時代になりました。
    「死」や「戦争」の意味を知らない我が家の5歳児には、まだ理解できない物語ですが、ぜひ書棚にまぎれこませておこうと思います。いつか自分でみつけて、何度も読み返して欲しいからです。

    幸せな光景や優しい言葉で綴られるだけに、あまりにも悲しい戦争の真実。
    決して過去の事ではありません。

    関連書籍として【「ちいちゃんのかげおくり」の授業】が明治図書出版からでています。小学校の先生はもちろん、私たち親世代も必読の書です。

    投稿日:2004/01/17

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  • 涙が止まりませんでした。

     戦争の悲惨さが伝わってきました。
     ちいちゃんが死んでしまったと分かった時には私は悲しくてたまりませんでした。でも子供は結構平然と聞き、自分でも読みすすめて行きます。
     そんな子供の様子を見ていてそういう反応を示すからこそ、こういった戦争のお話を読み続けなくてはと思いました。

    投稿日:2003/05/19

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  • 涙が溢れてきます

    「影おくり」という遊びを知っていますか。地面の影をじっと見つめ、それから空に目を向けると、残像が空に浮かぶんだそうです。お父さんが戦争に行く前の日、ちいちゃんは家族4人手をつなぎ、かげおくりをしました。やがて空襲でお母さんともはぐれたちいちゃんは、ひとりぼっちであのかげおくりをします。戦争の悲劇を淡くやさしい絵で描いた絵本。涙がこみあげてきます。

    投稿日:2002/07/15

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