工藤ノリコさんらしい可愛くて楽しい作品でした。
こういう作品は大勢のお子さんの前で読む読み聞かせにはあまりお勧めできませんが、お父さんお母さんが自分のお子さんに読んであげるにはいいと思います。
よく見るごく普通のパン屋さんのとほぼ同じ作りお店なのですが、
レジカウンターの側にコンセントがあり、店主である1匹が食パンを焼いて食べてるのが笑えました。
最初、ネコ軍団がパン泥棒でもするのかと思っていたら、
『パン作りからやってみたかった』って、発想が面白かったです。
最後の方で犬のパンやさんに叱られて正座しているところも、なんか見ていていて笑えました。
工藤さんの絵本はほんと、見れば見るほど物語の世界が細かいところまで描いてあって、気づくことが多くて楽しいです。
最後のネコ達が焼いた巨大パン。
私も食べてみたかったです。