日本のスタンダードな昔話が20話、収録されています。
1話につき5分程度で読むことができます。
学研の「ひとりよみ名作童話」と「名作百科 日本のむかし話」が出典もとだそうです。
どの話も、毒気がなく、無難に明るくまとめてあるので、小さな子どもや、大勢の子どもへの読み聞かせでも、安心して読むことができます。
ただ、昔話からにじみ出る、怖さとか哀しさ、不思議さを期待する場合や、一歩踏み込んだ読書体験には、物足りないと思います。
色々な話に触れる足がかり、入り口として、いいかもしれません。
20人のイラストレーターの絵を見ることができるのが、楽しいです。