読み終わったとき、幸せな気持ちになれました。
ついていないときは、とことんついてないことが起こることも承知の上で、この絵本を読むと、ああラッキーなことが続くときもあるのだ!と、胸がすくわれる思いがするのです。
むかしの人々は、このお話を聞いて、生活の苦しさをまぎらしたり、心を晴れやかにしたりしてきたのではないでしょうか。そして、このようなお話は、今の私たちにも必要だと感じました。
お話のなかに出てくる方言やことばには、読んですぐにはわからないものもありましたが、それを調べてみるのも楽しいものですね。
高学年向けのお話とありましたが、お話に連続性があるので、くりかえしのお話が大好きな小さなころから読んであげていいと思います。