『ロッタちゃんとじてんしゃ』が年長の息子、年中の娘に講評だったので(特に娘。女の子が主人公の絵本が好き)、図書館で借りてみました。やっぱり面白がっています。『ひとまねこざる』シリーズと似ていて、1つの起承転結があるのではなく、1つのテーマにそって2、3のエピソードが入っている感じです。この本では、まず「クリスマスツリーが町中で売り切れ」というテーマがあって、その中でロッタちゃんがスラロームの挑戦したり、病気のおばあさんにパンを持っていこうとして失敗したり……。5歳児の1日って本当に忙しいんですよね。あらゆる体験が大事件になって、それを通して、子供は成長していくんだと思います。親としては、本物のクリスマスツリーがある田舎暮らしにあこがれます。絵が細かくてきれいなので、さらにそそられてしまいます。ここまで日本と違う暮らしぶりが描かれているのに、子供はどう感じているのやら、何も言いません。暮らし方より、ロッタちゃんへの共感が強いのかしら。1つ、疑問なのは、ロッタちゃんが男の子口調であること。原文がそうなのかな。我が家の娘も兄の影響で男の子口調ですが、少し違うような。