おかあさんすずめから飛び方を教わって,初めて飛ぶことのできたこすずめは嬉しくてどんどん遠くまで飛んでいってしまいますが,途中ですぐに羽が痛くなってしまいます。
痛めた羽を休めようと,鳥の巣をみつけては休ませてください,とお願いしますが他の鳥たちは中へ入れてくれません。あたりも暗くなって,とうとう飛ぶことができなくなってしまった時におかあさんすずめが見つけてくれます。
好奇心いっぱいで飛び出したこすずめにドキドキしますが,最後におかあさんにおぶさって巣に帰ることができホッとします。
情景がきれいに目に浮かび,耳ではちゅんちゅんとこすずめの鳴き声が聞こえてくるような絵がとっても素敵で心が和みます。
初めて息子に読んだ時は2歳で,スートリーよりも大きな鳥の絵に興味津々でした。
こすずめの冒険をドキドキしながら共感できるお勧めの絵本です。