クリスマスが近づくにつれて、もみの木達は、どんなふうにお祭りで着飾るのかを楽しそうに話をしています。
でも、一番小さいもみの木は、仲間はずれ。
最後には、一番小さいもみの木も、思ってもみないような、それでいて納得できる方法で、着飾ることができるのですが、願うことの大切さを教えてくれるような気がします。
この絵本には、人が登場しないのですが、その分非常に穏やかなお話になっていて、静かに沁みてくるそんな絵本だと思います。
絵も、何所か日本離れしていて、北欧を感じさせてくれるタッチで、クリスマスの時期に相応しい絵本です。