右の長靴は左の長靴が嫌い?
ピアニストはピアノが嫌い?
傘は雨が嫌い?
次々に表れるライバル意識や、保身の構造に唸ってしまいました。
仲が良いようで、実は自分が優位でいたいという、優越感の渇望ではないですか。
自分事として内省すれば思い当たるが溢れ出てきます。
仲の良さそうな国際関係なども、その最たるものではないでしょうか。
これが人間の性かも知れませんが、好きなところを見つけるのもとても大切なことだとは思いますよ。
ところで、この絵本を見ていて思いました。
二宮由紀子さんと永島正人はお互いを嫌いではないですよね。
文を読んでいるときと、絵を眺めているときと別の味わいがありました。
文章と絵が嫌い合っていたら、絵本は成立しないのですが。