古代図書館の誕生から、現代の電子書籍までの図書館の歴史を網羅した作品。
わかりやすく書いてあるものの、かなりのボリュームです。
ただ、内容的に世界史のレベルですので、小学校高学年以上でしょうか。
でも、ところどころに記されたエピソード(アルキメデスなど)は面白く、
そのあたりだけ楽しむこともできると思います。
何より、本や図書館への想いが伝わってきて嬉しくなりました。
「図書館は向上心に燃える人に手をさしのべ、世界最高の宝、つまり書物につまった宝への道を開いてくれる」
図書館の恩恵をよく知っていたカーネギーの言葉も素敵です。
最初の移動図書館がラクダであったというエピソードも興味深いですね。
最新の電子書籍についても記されているので、共感しやすいと思います。
本と図書館の知識を子どもが知るにはいい本だと思います。