歩けなくなってベッドで過ごすヨーランの夕あかりのひととき。
リリョンクバストさんという不思議な人の誘いで、
何でも「だいじょうぶ」という夕あかりの国へいくのです。
夕あかりのほんのわずかなひととき、その愛しい時間がいいです。
ふさぎこんでしまうような運命のヨーランにとって
「夕あかりの国では何でもだいじょうぶ」と言ってもらったことが
どれだけ生きる勇気となったでしょうか。
少し哲学的なところもありますが、
純粋に夕あかりの国での体験を楽しんでください。
空を飛んだり、電車の運転なんて素敵でしょう?
『長くつしたのピッピ』で有名なスウェーデンの作家リンドグレーンの作品。
スウェーデンの地名や夕あかりの情景が織り込まれ、絵も美しい絵本です。