雲から糸をつむぐ少年のお話。
少年はお母さんからの言いつけを守り、必要なだけつむぐというのをずっと守っていたのですが、王様がそれに目をつけたからさぁ大変。
少年が、たくさん紡ぐのは良くないと進言しても、王様は聞き耳持ちません。仕方なく少年は糸をつむぎ、布を織ります。。
そのうち、空からは雲が消え、雨が降らなくなってしまいます・・。
絵は独特な雰囲気を持ち、まるで小さいころ家にあった昔の土鍋のようなひびがはいったように見える絵です。そして、雲や雲から作ったドレスやらマフラーなどがふんわりと描かれていて本当に暖かそうな印象でした。
子供と欲張りすぎるとダメなことや、自然と共存することの大切さなど、話し合えるきっかけとなりました。
とてもメッセージ性の強い絵本だと思います。