ラオス・モン族の民話、とあります。
なるほど、かたつむりとさるが競争をするという素朴なお話です。
「うさぎとかめ」と同じ状況ですが、
その展開に、勤勉なかめのイメージでいると唖然の展開です。
これは知恵比べといったらいいのでしょうか。
あるいは親類縁者の結束を評価すべきでしょうか?
そこは民話ですから、素朴に味わっていいのかもしれません。
そして目を引くのが、絵がモン族の子ども達の刺繍による絵だということ。
異国の難民キャンプで、故郷の民話を刺繍で表現しようとした
子ども達の存在に心が痛みます。