『illuminature(イルミネイチャー)』(河出書房新社)は、赤、青、緑、3色のマジックレンズをのぞくと同じページにまったく違った世界が現れる、今までにないビジュアルブックです。2016年10月にイギリスで出版された本書が、2016年12月、ついに日本で発売されることになりました。今回は、『illuminature(イルミネイチャー)』の魅力をご紹介するとともに、編集者の竹下純子さんに本書を出版するに至った経緯を伺いました。
大自然の昼と夜の不思議――3色のマジックレンズをのぞくと別世界が現れる! ジャングルや砂漠、海洋など世界の特色ある地域の動物が美しい絵で描かれ、その習性についても知ることができる。
●レンズを変えると別世界が現れる! 『イルミネイチャー』ってどんな本?
『イルミネイチャー』のページはこんな色とりどりの世界が広がっています。
これだけでは、何が描いてあるのか、あまりはっきりとは分かりません。
そこで登場するのがこの「3色のマジックレンズ」です。
レンズを通して本を見ると、まったく異なる3つの世界が広がります。
レッド・レンズ……昼に活動する動物が現れます。
グリーン・レンズ……動物たちが住んでいる場所、そこに生えている植物が現れます。
ブルー・レンズ……夜、夕方、明け方に活動する動物が現れます。
『イルミネイチャー』の中に登場する10の地域には、実に180種類もの生き物が生息しています!
どの地域にどんな生き物が暮らしているのか、探してみてください。
・コンゴ盆地の熱帯雨林
・シンプソン砂漠
・ローモンド湖
・アンデス山脈
・ウェッデル海とロス海
・レッドウッド・フォレスト
・東シベリア針葉樹林
・セレンゲティ平原
・ガンジス川盆地
・アポ礁
見つけた動物の種類や生態は「動物ガイド」に詳しく書かれています。
いかがでしたか?
次のページから、編集者の竹下純子さんのインタビュー、スタートです。