平和学習のコーナーになった絵本です。女の子の不安げな顔がとてもかなしげ。
「かげおくり」って何だろうと思ったら、そういう遊びがあるんですね。
ちいちゃんにとって、空は家族みんなでかげおくりをした青い空だったのに...
戦争が始まると、その青い空は、爆弾をつんだ飛行機が飛んでくる怖い空に変わりました。
こんな何の罪もない小さな子が、寂しく世を去ったという事実。自分の子どもだったら、とせつない思いです。
ちいちゃんが一人でこの世を去っていた時、お母さん、お兄ちゃんはどうしていたのでしょうか?
血眼でちいちゃんを探していたのか?それとももう亡くなっていたのか...
どんなことがあっても戦争はぜったいに起こしてはいけない。こんな思いをする人がもう2度と出てこないように...