題名はシンプルだけど、川の流れの中で起きる自然のロマンがあふれているお話です。
主人公は川の中にいる「いし」。
石は寿命が長いから1日起きるとしばらく眠ってしまうというサイクルで暮らしている。(こういう決めごともなかなかすごい)
そんな石のところにサケがたまごを産んだ。
最初、石は「点てん こわい」と思うけど、次に目を覚ました時、点てんはサケの子供達にふかしていて、こわそうな大きな魚に食べられそうになっていた。
石は子供達を守ってあげた。
そうして築かれた友情は子供達が海へ戻った後も続いていて、再び川に戻ってきたサケに出会う石。
ロマンがありますねー。
しかも、この絵本を読むことで、サケの産卵の事や、サケが川で生まれて海で育ち、また川に帰ってくることもしることができるんです。
イラストもとっても素敵。
お薦めな絵本です。