すみっこのおばけ」 みんなの声

すみっこのおばけ 作・絵:武田 美穂
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,540
発行日:2000年7月
ISBN:9784591064511
評価スコア 4.37
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みんなの声 総数 37
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37件見つかりました

  • ちょっと気の弱いぼくに強い味方

    • たれ耳ウサギさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 女の子16歳、女の子14歳、女の子12歳

    ぼくにしかみえない、ぼくの机の下にすんでるかわいいおばけ。
    どんな時にも絶対ぼくの味方、だれよりも大切なともだち。
    こどものおばけなので、広くて明るいところは苦手で、外では一緒に遊べないけど、机の下のすみっこでぼくと二人で楽しい時間を過ごします。

    うちの長女にもいましたよ。幼稚園の頃。
    彼女にしか見えない友だち。
    朝から晩まで、○○ちゃんが遊びに来ていました。
    「○○ちゃんがこう言ってたよ。」「○○ちゃんとこんな事して遊んだよ。」
    こういった空想は楽しかったのでしょう。いや本当にいたのかも。

    「ますだくん」シリーズやこの本を読むと、武田さんって子供の心を持った大人なんだなって思いますね。

    投稿日:2007/11/20

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  • ちっとも役にたたないなんて…

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子8歳、男の子4歳

    かわいいおばけと男の子との秘密の友情が描かれている本ですが、最後の文章だけがちょっとひっかかってしまいました。

    男の子のことを心底思ってくれているおばけを、男の子もいなくなってくれては困る大親友だと思っているみたいだけど、最後の一言「ちっともやくにはたたないけどね。」というのは、どうでしょう?本心ではないですよね。わざとそんな風に言ったのかな?

    ちょっと考えてしまう男の子の発言に、娘も私もその一言は、おばけに失礼じゃないかなあ、なんて言い合いました。

    その点をのぞけば、男の子とおばけのうらやましいくらいの仲のよさに圧倒され、楽しく読めました。

    投稿日:2007/11/19

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  • 自分の理解者

    • AAさん
    • 30代
    • ママ
    • 山口県
    • 女の子6歳、女の子3歳

    ぼくのひみつはつくえのしたの小さなおばけと友達っていうこと、という子供に夢いっぱいのお話です。
    そのおばけはちっともこわくなくて、かわいくてしかも友達以上にぼくの一番の理解者です。
    お母さんや先生にしかられたときは、ぼくが悪くってもなぐさめたり「きみは悪くない」って言ってくれたり、大人の私でも「こんな友達がそばにいたら、安心だろうな。」と思いました。

    子供にとって自分が少しでもそんな存在になれたらいいなあと思いました。

    投稿日:2007/07/21

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  • 子供の心に寄り添った本

    逃避という形でこの子が作り出した夢なのかと思いましたが、最後も消えずに一緒にいるのを見て違うなと感じました。
    誰の心の中にもある自分を肯定する気持ち、自分を信じる気持ち。それを助長してくれる存在、なのでしょうか。
    けっこう奥深いものを感じました。
    あとそういう存在によって仕返しをしてスカッとするのではなく、話しているうちにスッキリしたからもういいという件が印象的でしょうか。
    案外話しているうちに平気になってしまうことって多いですよね。

    娘はたいそう喜んで聞いていましたが、おばけはいないと考えているようです。
    でも。いたらいいな、魔法が使えたらいいな。自分が泣いている時に味方になってくれたらいいな。
    娘はもちろん、誰だって考えてしまいますよね。良質でおもしろい、子供の心に添った絵本です。

    投稿日:2007/07/04

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  • こんな友達ほしい!

    • りなりん★さん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子3歳、女の子7ヶ月

    怖がりの息子に「かわいいおばけ」と思い読んでみたら大喜びで、自分もこんな友達が欲しいと言っていました。
    おばけの使う魔法(見えない犬や自転車)の意味はよくわからなかったみたいですが・・・
    考えてみたら、妹が生まれてから私に怒られてばかり、いつでも自分の見方で、守ってくれる存在だった「ママ」が、怒ってばかりの「オニ」のようになってしまって、寂しい思いをしているのかなぁ、と反省しました。
    もう一度、私もすみっこおばけ君みたいに息子を暖かい目で見てあげなくては!

    投稿日:2007/04/05

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  • かわいくてゆかいなぼくだけの友達

    • 夢若太夫さん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子10歳、女の子8歳

    「ぼく」の秘密、それは「ぼく」にしか見えないおばけの友達の存在。

    おかあさんにこごとを言われたときも、学校で先生にしかられたときも、「きみはちっとも、悪くない」と言ってくれる。
    いじめっこにだって、勝てる呪文をおばけは知ってる。

    こんな風に自分を理解して、受け入れて、味方してくれる存在を子どもたちはもとめているんですね。いいえ、おとなだってこういう友達がいたらなぁ…と思うでしょう。

    小学校の低学年向きに書かれているようですが、こういう友達の存在を渇望するようになるのは中学年ごろからでしょうか。


    このおばけ実は「ぼく」の分身というか、「ぼく]自身なんじゃないでしょうか。


    「ぼく」の内面の力がおばけのかたちで現れているんじゃないでしょうか。

    「ぼく」が自分に潜在する能力に気づいたとき、「ぼく」はおばけの友達を必要としなくなる。でも、いまは「ぼく」もおばけもまだ子ども、「ぼく」にはおばけがまだ必要なのです。
    なんじゃないでしょうか。

    投稿日:2007/02/27

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  • 君はうそつきじゃない

    ひみつをおしえてあげようか?
    ぼくの部屋の机の下に、小さなおばけが住んでるの。

    いつでも僕の味方。
    学校でしかられると、はげましてくれる。
    お母さんにお小言言われてべそかいていると、一緒に泣いてくれる。
    不思議なおばけの魔法で、お古の自転車も新品のかっこいいのに早がわり。(僕しか見えないんだけど)
    犬が欲しいな、と思ったら、出してくれる。(僕にしか見えないんだけど)
    意地悪な友達がいても、おばけといっしょなら…

    子どもの空想の世界が広がっています。
    昔、本で読んだのですが、空想上のお友達を持っている子どもは、けっこういるのだそう。
    大人になってしまうと、空想は結構気恥ずかしい物になるのですが、
    子どものうちは、とっても楽しい魔法のようなものかもしれません。

    ちなみに、うちの息子に聞いてみました。
    この二点。
    おばけの出してくれた犬は、本当にいるかしら?
    このおばけ、本当にいると思う?
    なるべく夢を壊さないように聞くのに苦労しました。
    「いるかいないか」これ、この絵本の醍醐味のような気がしたので…ぜひ聞いてみたかったんです。
    答えは…「この犬はいないと思う」
    「でもおばけは本当にいると思う」

    うちの息子は、年中さんです。
    彼は、まだ半分夢の中。
    でも、ぜひ、その微妙な立場をうんと楽しんで欲しいと思いました。
    この絵本は、そんな子どもたちにぴったりだと思います。

    投稿日:2006/11/02

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  • 自分のことを受け入れてくれる大切な存在

    • はしのさん
    • 40代
    • パパ
    • 神奈川県
    • 男の子11歳、女の子9歳

    ぼくの部屋の机の下には小さなおばけがすんでるいる。こどもは心のなかに目には見えないともだちをもっているのかもしれません。おばけもともだちのひとりなのだと思います。
    無条件に自分を受け入れてくれる「人」の存在の大切さを描いています。武田美穂さんのユーモアあふれる絵が、主人公の心をやさしくつつんでくれます。幼児よりも小学校中学年くらいのこどもたちに読んで欲しい一冊です。

    投稿日:2006/10/22

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  • 4歳ぐらいからおすすめ

    役に立たないと言ってるけど存在だけで心に安らぎと希望と勇気を与えてくれるおばけ。私の机の下にもこんなすみっこおばけがいたらなと思います。娘は「役に立たないってどういう意味?」とか「みかたってなに?」とか分からない言葉がたくさんあったようでした。でも4歳ぐらいから十分楽しめると思います。

    投稿日:2006/10/19

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  • 子どもの頃、こんな事思っていた

    「ぼく」の机の下には、小さなお化けがいて、いつでも自分の見方をしてくれ、いろんな魔法で、自分の思い通りになる・・・というお話。けれど、その魔法は自分しか分からず、他の人にはわからないという事でした。
    子どもの頃、私も、思い通りにいかない時に、こんな事が出来たら良いのになと良く思った事があります。「ぼく」は、お化けがかなえてくれていると信じているみたいですが、きっと、そんな気持ちが生んだ妄想だろうなぁ〜と思いました。けれど、子供らしくて、とても可愛らしく思えます。
    絵も、わかりやすく、見ていて面白いと思いました。

    投稿日:2006/09/27

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