新刊
はっけんずかんプラス 妖怪

はっけんずかんプラス 妖怪(Gakken)

しかけをめくると妖怪が登場!今大人気の本格子ども向け図鑑

  • 笑える
  • びっくり
ロングセラー
ゆびたこ

ゆびたこ(ポプラ社)

  • びっくり
  • 役立つ

夜の神話」 てんぐざるさんの声

夜の神話 著:たつみや章
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\607
発行日:2007年02月
ISBN:9784062756518
評価スコア 4.25
評価ランキング 21,518
みんなの声 総数 3
「夜の神話」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く
  • 神さまも登場しますが、「原発事故」のお話しです。

    • てんぐざるさん
    • 50代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子24歳、女の子19歳

    タイトルからは全く想像していませんでしたが、この物語は、もし「原子力発電所」に事故が起きたとしたら……。という、前提で書かれていました。

    出だしはいつものたつみやさんの物語っぽく、主人公の少年がその時の自分がどうして“ここにいるのか”を語ってくれています。
    読みだすと、インパクトのある始まり方でぐいぐい引き込まれていきます。
    初っ端からかえるを自転車で轢いちゃうなんて、わぁ、ついてない子だわ。でもこれで村の神様とか出てくるのかしら。なんて思っていたら、案の定、「家神(座敷童・座敷ぼっこ)」が登場したのですが、主人公のマサミチが慕っている父親の会社の“スイッチョさん(須賀さん)”が出てくるあたりから物語の流れが変わっていきます。

    この作品が出たのは、1993年ですが、
    1995年に「もんじゅ」でナトリウム漏洩火災事故。
    1997年に動燃東海事務所火災爆発事故。
    1999年に志賀原子力発電所1号機臨界事故。と続き、
    2011年には、東北大震災により、福島原子発電所第1、第2共に起きてはならない大事故が起こってしまいました。

    この物語の中でも、会社の損失や、自分の立場ばかり考えて、本当に大事な決断をしなければならないとき、それがができない大人が出てきます。
    でも、これを読んだ子どもたちには、そんな大人にはならないでほしいと願います。
    読みやすいので、小学校4,5年生くらいからお薦めしたい作品です。

    投稿日:2019/06/15

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「夜の神話」のみんなの声を見る

「夜の神話」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき / もこ もこもこ / いないいないばあ / ぐりとぐら / だるまさんが

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



いくつのえほん掲載絵本児童書一覧

みんなの声(3人)

絵本の評価(4.25)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット