茨城のり子さんの詩が好きです。
この絵本が出版されるのを知って、読んでみたいような、読みたくないような、複雑な気持ちでした。
茨城のり子さん唯一の絵本。
ですが、もともとのプチキューからは、大幅に書き直されているとか。
読んでみて、やっぱり読んでよかった。
理屈云々より、そのまま、その情景ごと受け止めたいです。
知らないことを、知ろうとする小さな命。
小さなものは、知る喜びを知る。
そして、自分以外のものとふれあい、学び、争う。
命の終わりに、命の重さをほかのものに知らせる。
宮沢賢治の童話にも似ていて、すこし難しいかもしれませんが、私は子どもたちに読んであげたいと思います。