「いじめ.なかまはずれ」の心理がわかりやすく描かれているように思います。
にじうおは、自分が一人だったころのことを思い出し、しましまが可哀想だと思いつつ、いつもとの仲間と楽しく遊んでいます。
でも、しましまと仲良くなるきっかけを作ったのも、にじうおでした。
その勇気は、とっても勇敢でステキです。
そして、仲間たちもしましまを助ける姿がかっこいい。特に、ぎざぎざは、「ごめん」という言葉でなく、態度で示します。
集団の中で、意思を主張するのも、意見を通すのも、実はとても難しいことです。
実際は、こんな簡単にはいかないとは思いますが、集団生活の教科書的な要素がたくさん入ったいい本だと思いました。