十二支のはじまり」 ガーリャさんの声

十二支のはじまり 作:岩崎 京子
絵:二俣 英五郎
出版社:教育画劇 教育画劇の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1997年
ISBN:9784774604091
評価スコア 4.7
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    数ある十二支の絵本の中で、1番オーソドックスでわかりやすく、しかもお話としてもおもしろい(民話調の文が耳に心地よい)のが、この1冊。二俣さんの描く動物も、日本的で、このお話にぴったりですね。

     娘は、ねずみが猫にうそをついたと知って、「いけないね〜」と、最後の絵を見ながら、猫に同情していましたが、「それいらい、ねこは ねずみを みると おいかけるように なったんだと。」で終わっているこのお話・・・エンディングも、絵本によって様々ですね。いろんなお話を読み比べてみるのも楽しいと思います。

     「ね うし とら う・・・」と、すらすら言えるようになった娘ですが、表紙の絵を1つ1つ指差しては、この干支の年には、自分は何歳と数え、「1年生、2年生、3年生・・・・」、そして、自分の生まれた年の「ひつじ」が廻ってくると、「6年生!」・・・まだまだ先のようでもあり、本当にもうすぐそこまで来ているようで、親としては、少し寂しい気持ちにもなりました。

     さらに、戌年のところで指を止め、娘が生まれる前からずっといっしょにいる愛犬のことを思い、「○○ちゃんは、まだ生きてるかなあ?」と、今度は娘がちょっと寂しそう・・・。
     それから、ぐるっと一回りして、寅年に戻ってきたときには、「大学1年生!?」・・・娘も、私もいっしょにびっくりです。

     それぞれの年にどんな思い出を残しながら、これから先の12年を過ごしていくんだろう?と、初めてそんなふうに考えながら、この絵本を読みました。

    投稿日:2010/02/04

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